築30年の木造住宅を、自然素材にこだわった「自分たちが求める家」へ
築30年の家を購入して理想のリフォームに成功したご夫妻。
物件を購入する前から工務店に相談していたのが、夢の実現への第一歩でした。
妥協せずストレスを感じることなく、自分たちの希望の家を建てるヒントが詰まったインタビューとなりました。
これからリフォームを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
深建工房を知ったきっかけは?
奥さま:会員になっていた自然食品の宅配「大地を守る会」の「木工教室」のイベントがきっかけでした。6、7年前は、「家」のことはなにもわからなくて。
でも「光熱費」を使う家はイヤだなと思っていて。見学会をしていた家を見に行って「木を使った家」がいいなと。なんとなくですがハウスメーカーはちょっと違うな、と。
工務店なら自分たちの希望を叶えてくれるのではないかと感じました。
リフォームの相談に行かれたのですか?
ご主人:最初は物件の「見立て」からお願いしました。中古物件を探していた時「プロの目で見てほしい」と思って深建さんに一緒に見に行ってもらいました。
奥さま:「買う前に相談してほしい」と言っていただいたのが、後から考えるとすごく重要なことだったと。いくつか物件を見て回りましたがリフォームが難しい家もあって。
そんなのプロでないとわかりませんよね。
ご主人:工事まで数カ月間の期間があったのでじっくり打ち合わせをできたのもよかったです。家主さんが住んでいる状況で何回か室内を見せていただきました。床下をのぞいたり風の通りもわかって。とても優しい家主さんでしたから、助かりました。
こだわったのはリビングとキッチン 自然素材と床暖房で快適に
ご主人:限られた予算の中で、一番お金をかけたのがキッチンまわりとリビングです。最初、打ち合わせで床暖房は難しいという話が出て、奥さまは相当悲しい顔をしていたようで。
奥さま:床暖は絶対!と思っていたので(笑)
ご主人:無理を言って床を一度解体して、組み直してもらいました。フローリングは床暖房でも木が反らないように、固めの山形県の栗の無垢材を使っています。おかげで床暖房とペレットストーブで、冬でも十分暖かいです。エアコンは使わなくなりました。
奥さま:無垢の木の質感が気持ちよくて、子どもたちが来ると、夏でも床でごろごろしています。床暖房はタイマーを利用して、ペレットストーブも一度暖めると放熱して室内温度が下がらないので、光熱費もそれほどかからずにすんでいます。
キッチンも使いやすそうですね
奥さま:独立していてリビングから見えなかったキッチンをオープンにして使い勝手を良くしてもらいました。
洗濯機の場所もキッチンの隣に移動して動線はすごくショートにしました。毎日のことなので動線にはとてもこだわりましたね。
新しいものと、昔からあるものの調和と木の風合いの変化を楽しめる家
2階は雰囲気が違いますね
ご主人:新しく入れたものと、昔からあるものをうまく調和した感じにしたかったんです。和室だったところに、ウールの断熱材を入れてもらって、床はヒノキのフローリングに、天井は杉材でリフォームしました。
奥さま:障子も子どもが触っても破れないように、和紙風の固いものにしてもらいました。
ご主人:押入れをクローゼットに改造したところは、自分たちで壁や天井を貼ったんですよ。友人の力も借りたけど、本当に大変でした。大工さんのスゴさがよくわかりました。もう自分では二度とやらないです(笑)
真ん中は子ども部屋ですか?思い切った色ですね
奥さま:息子が「青がいい」というので壁を自然素材のペンキでみんなで塗りました。
カーテンの色も合わせています。
ご主人:壁が変わって雰囲気ががラリと変わったと感じました。
次は、今はまだ全く手を付けていない和室があるので壁に漆喰を塗ろうと考えています。
隣の部屋は?
ご主人:書斎ですね。
奥さま:私が仕事用に使っています。日当たりが良くて快適です。でも、家族がいるときはほとんどの時間をリビングで過ごしています。
ご主人:階段もコルクを貼ってもらって暖かさを感じるようにしました。
工事中もいつでもウェルカム、ノンストレスの家造り
リフォーム工事中はいかがでしたか?
ご主人:工事中はいつ見に行っても常にウエルカムな状態でした。いつでも、「今、こんな作業してますよ」とか「こういう素材を使うんですよ」と丁寧に説明してくださって。工事が始まる前に、深建工房さんの作業場で「椅子作り」の木工イベントに参加したんですけど、ここできちんと加工されているものが、実際に家作りに使われているっていうことも知ることができてよかったです。工房の作業の様子を知っていたので、常に安心しながら、リフォームが終わるのを待っていることができました。
深建工房さんの仕事に点数をつけるとしたら?
ご主人:何点でしょうね?いやぁ、点数をつけられないですね(笑)こちらの希望を言って、なにかを「断られた」ってことがないんですよ。自分でやりたい、と言ったら「それならこういうやり方がありますよ」と教えてくれたり。常にアイデアを出してくれて。
実は、ハニカムスクリーンを最初は自分で設置しようと思ったんですけど、実際に作業をしたら上手く取り付けられなくて。「やっぱり、深建さんお願いします」って。そんな時もイヤな顔一つせずに引き受けてくれました。施工中のトラブルも、全部正直に話してカバーしてくれたので、リフォーム工事中もずっと安心でした。
本当にイヤだと感じることが全くなくて、ノンストレスでしたね。
結露もなくなり掃除がラクに健康的な生活へ変化
実際に住んでみていかがですか?
ご主人:家を維持するのがすごくラクです。掃除もほうきで掃くくらい。自然素材だと静電気が起きないので、埃がつきにくいのかもしれません。
奥さま:結露もまったくしないので冬の朝に窓を拭かなくて済んでいます。
ご主人:生活も健康的になりましたね。季節の変わり目にひどかった鼻炎がなくなりました。食生活も関係しているかもしれませんが、風邪もひきにくくなったと感じています。
奥さま:子どものお友だちも敏感な子どもが遊びに来てもここだと鼻水が出ないねって。アレルギー的なものがなくなったように感じています。
ご主人:快適すぎてこの家に住んだら他に住めなくなる(笑)
これから家作りをする人にアドバイスをお願いします
奥さま:建築についてはプロフェッショナルにお任せしましたが、「収納」や「動線」は自分の問題なので具体的に考えてから「プロの知恵」をお借りしました。あと、自然素材の良さをみなさんに知ってほしいですね。思ったほど金額もかからなかったですし。
ご主人:最初に「やりたい」と思っていること、「こうしたい」と思っていることをすべて「正直に伝えきる」ことですね。それで一回「見積もり」を出してもらって。そこから予算とギャップがある場合はコストを抑える提案やアイデアも出してもらえるので、お互い納得しながら折り合いをつけていく。そうすれば妥協することなく「自分たちが求める家」を実現することができると思います。
深建工房さんは、まさに「自分たちが求める家」を実現してくれた工務店だと思います。